ボーリングは地質調査のなかでも最も本質的と言える技術です。地盤の一部を目的の深さから地上まで引き上げ、実際に目視し手に取って地層を確認できる唯一の調査です。
計画する建物が鉄筋3階建て以上の構造になる場合はこの調査が必須になります。また地上5階建て以上の建物を計画する場合は支持層(硬い地盤)が5m以上連続するまで深く掘削して確認する必要があります。
この調査技術は建築物のみならず温泉、油田、井戸、トンネル、ダム、海洋鉱物資源の開発などあらゆる場面で必要とされています。

主な目的
●地盤の強度確認 ●地層と深度と地下水位の確認 ●ボーリング掘削孔を利用した各種試験
主な技術
●標準貫入試験 ●孔内載荷試験 ●現場透水試験 ●土質試験サンプル採取 ●コア試料採取 ●各種検層
○ メリット
●実際の地層を目視確認できる唯一の方法
●地層と深度を最も正確に把握
✗ デメリット
●現状機械の大多数がディーゼルエンジン駆動のため騒音が発生
●作業スペースが必要(最小20㎡程度のほかトラック駐車場)
●狭小スペースへの搬入(人肩運搬)が不可能
