地盤に置かれた剛板に対しジャッキを用いて荷重をかけ、その圧力と経過時間による沈下量から地盤の支持力や変形特性を割り出せる調査方法が平板載荷試験です。おもに木造、鉄骨、プレハブなど重量の軽い建物の地盤調査に用いられます。基礎の深さが約2.0mまでの建物の調査で比較的多く行われています。

主な目的

●地盤の強度確認

得られる結果 

●地盤反力係数 ●極限支持力 

○ メリット

●地層の種類に関係なく地耐力を短時間で測定し確認できる

●騒音は基礎底面までの掘削と埋め戻しの時のみ 測定中は無音

●ほぼ1日で1箇所の試験を終えられる

✗ デメリット

●基礎底面(根切り深度)より下部の地層分類が確認できない

●試験位置の真下のガラや礫石などが判らず、土質地盤ではない極端な地耐力の数値が出る→やり直しになる事がある